アイボ

ホワイトカラー後編

前回の続き、ホワイトカラーの後編です。

まず、ブリーチでギリギリまで黄ばみをとったのがこの写真です。

少しブリーチについての説明をすると、ブリーチを重ねがけすればほぼ白まで持っていくことも可能ですがこれ以上は痛みが酷すぎで結果としてボロボロになるだけなので出来るだけ3回の追いブリーチで終わるようにしています。

よく市販のブリーチでのシルバーやホワイトを家で使って失敗する人が多いと思います。

茶色になったり毛先だけ青くなったりチグハグになったり。

まず、市販のブリーチ剤とプロ用ブリーチ剤は使ってある中身が違います。

細かく説明すると2剤の%がプロ用は細かく1%〜6%と設定があります。

市販のブリーチ剤はおそらく6%固定です。

この2剤の%で抜け度合いを調整します。

市販の場合6%でやるとワンタッチで塗ってしまうと根本はものすごい勢いで抜けるので根本が金髪、毛先が茶色のプリンになります。

当店ではまず3%で全体をぬり根本を緩やかに抜けさせて、ある程度抜けたら毛先を高めの%で調整していきます。

今回のホワイトカラーも6%は使用せずに3%と4.5%で作っています。

市販ブリーチ剤で作るのは不可能ではないですがかなり難しい上に髪の毛に必要以上にダメージが入るのでおすすめはしません。

そしてここから、紫シャンプーとシルバーシャンプーを使ってホワイトカラーへ調整しました。

美容室などではダメージを重視して黄ばみが残った状態で濃いカラーを使ってのホワイト系カラーを作る場合もあります。

この場合、黄ばみが残りすぎると濃い色で打ち消さないといけない為、紫シャンやシルバーシャンプーで打ち消せなくなり黄ばんだ状態が多くなるので家でのメンテナンスが難しくなります。

個人的にはサロンで黄ばみを抜いておいて家でシャンプーで調整と維持でかなり長い時間キープできます。

下から黒が目立ってきたらサイドは2ブロックにしてそのまま伸ばすといい感じのハイライトが続きます。

4ヶ月を超えてくると、ハイライトより黒が目立つようになるのでリタッチするか、スタイルチェンジのパターンが多いです。

何度かシャンプーで調整して綺麗なホワイトカラーになりました。

難点は黄ばみが少しでも出てくるとお爺ちゃんの白髪になってしまうので、ブルーを調整してシルバーよりのほうが個人的にはカッコいいですね。

そしてホワイトからシルバーへ調整して完成です!

ホワイトカラーは時間がかかるので必ずご予約の上で日程調整をお願いします。

関連記事

  1. 最近流行りのセンターパート

  2. オールバックスタイル

  3. 夏到来! おすすめの髪型

  4. クロップ寄りのショートスタイル

  5. センターパート+スパイラルパーマ

  6. スパイラルパーマ

ケイデンス看板